筋トレなどの運動をすると男性ホルモンが増えてハゲなのかどうかというのは本当なのでしょうか

■男性ホルモンがagaの原因?
ご質問にある通り、筋トレをすると、男性ホルモンが活発に分泌されるようになります。ムキムキに鍛えられた体は男性らしさの象徴ですから、納得がいきますよね。では、よく薄毛の原因として男性ホルモンがあげられることから、agaの心配がある人は薄毛が進んでしまうか?という疑問が出てきます。

この答えは半分○で半分が×です。agaの主な原因は、毛乳頭に存在する5αリダクターゼという酵素と、男性ホルモンのひとつであるテストステロンが結合してできたDHTが、毛母細胞の分裂を邪魔するため、といわれています。ですから、もちろん男性ホルモンが多すぎてもいけませんが、agaの鍵を握るのは5αリダクターゼの量なのですね。

この5αリダクターゼの量や潜んでいる部位は、遺伝によって違ってきます。

■薄毛が進む可能性は?
5αリダクターゼが少ない人は、どれだけムキムキになるまで筋トレをして男性ホルモンがたっぷり分泌されても、薄毛が進む心配はありません。ですが、5αリダクターゼが多めの人は、筋トレによってagaが進行する場合があります。薄毛の家族が多い人は、過度に鍛えないほうがよさそうですね。

でも、だからといって今まで励んでいた運動を急にやめてしまうのは危険です。男性ホルモンは、筋肉を作るのにも使われますから、継続していた運動を突然やめると、ずっと多めに分泌していた男性ホルモンの供給量をすぐに減らすことができずに体内で余り、より活発にDHTを作り始めてしまうのです。

筋トレをやめる場合は、ゆるやかに運動量を減らしていくように配慮しましょう。

■適度な運動はagaにもプラスに
激しく鍛えることはおすすめできませんが、運動をすると成長ホルモンが多めに分泌されるようになります。成長ホルモンは、新陳代謝を高めたり、傷ついた細胞を快復させたりするので、頭皮や髪の毛の成長も促してくれます。コラーゲンを生成する手助けにもなり、アンチエイジング効果が期待できるのですね。

また、運動刺激によって血流もよくなるので、頭皮への栄養も行き渡りやすくなります。このように、適度な運動は、むしろaga改善にもプラスにはたらくのです。なにごともほどほどが一番なのですね。